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オンライン記者会見を開催しました

令和8年1月16日(金)14時~コンビニの性的な表現のある雑誌にNO!全国ネット

「コンビニにおける性的な表現のある雑誌の陳列・販売の見直しを求める署名活動」オンライン記者会見を開催し、以下の内容を発表しました。


1.趣旨説明

 コンビニエンスストア(以下:コンビニ)には、表紙に女性の胸が強調された表現があったり、卑猥な言葉が並んだりしている雑誌が陳列されています。


 私たちは、子どもたちも目にする場所にこのようなものが陳列されており、大きな悪影響があると思っています。それらは、私たちがなくそうと長年取り組んでいる、デートDV、DV、セクハラ、性暴力などにつながるもでもあり、日常生活に女性の性を商品化する表現が蔓延していては、性暴力防止の啓発をしてもなくなりません。

それらは私たちがめざすジェンダー平等の社会の実現を、そして世界がめざすSDGsの達成を阻むモノであり、世界に向かって恥ずべき状況です。


 私たちは3年がかりでこれまで4つの活動を行いました。 1.コンビニ販売雑誌全国調査

2.コンビニ会社と地方自治体に対策を要望し回答を求める

3.外国人がどう思うか、その声を集める

4.署名活動


 現在、以下4つの理由を挙げて、私たちが問題にする雑誌の陳列・販売をやめるよう訴えるための署名集めをしています。 


1.男女雇用機会均等法で事業主(ぬし)のセクハラ防止措置義務が定められています。女性の性を商品化している雑誌等の陳列・販売をおこなうこと自体がコンプライアンス違反であると私たちは考えます。

 

2.店舗で働く人たちに対する環境型セクハラにあたります。わかりやすいセクハラです。かつては電車内の吊り広告や事業所の壁のカレンダーなどに女性の水着姿などが使われていましたが、それらはなくなりました。ところがなんと身近なコンビニに残っているのです。それを店舗で働く人たちは棚に並べたり常に目にしたりするのですから、環境型セクハラに当たります。実際にコンビニで働く女性から聞いた声を紹介します。「雑誌を目にするたびに不快だった。触りたくなかった。」とか「雑誌を買う人から、レジで私がどんな反応をするか顔を覗き込まれて気持ち悪かった」などです。

 

3.それらは、子どもを含むコンビニ店舗の利用者への性暴力であり、性虐待です。さきほどご覧いただいたような表紙は否応なく視界に入ってくるし、視線を向けなくてもそこにあることを知っていますから、多くの女性客は不快感を抱きます。特に子どもたちへの悪影響は甚大です。女性を性的対象物としてみていい、女性は男性の欲望を満たすモノであるといったメッセージにさらされるということです。このような環境は、女性を低く見る意識を植え付け、結果として性暴力やセクハラやDVなどが起こりやすい社会的背景を作り出します。また性的加害行為を軽く見る風潮につながるし、被害を軽く見て被害者に二次加害をすることにつながります。

 

4.性被害を経験し、傷つきやトラウマを抱えている人たちが目にしたときフラッシュバックを起こす危険があります。


 見たくないモノを見ないようにするのも、それがないかのように思うことも、仕方ないとあきらめることも、もうやめましょう!と私たちは声を大にして言いたいです。黙っていることは女性差別を許すことになります。また女性をおとしめるモノやコトを認めることになってしまいます。黙認するのはもうやめましょう。そのために私たちは署名活動を始めました。


 メディアの皆さんにはぜひとも報道していただきたいし、メディア以外の皆さんにはまわりに呼びかけていただきたくこの発表会を開きました。


2.コンビニエンスストア販売雑誌 全国調査報告

 アウェアFネット会員の協力により実施された調査では、「女性の性を商品化している雑誌類」がコンビニの約9割に置いていることが明らかになりました。(調査期間:2023年5月~2024年9月末)



その他、調査実施者から 212 件という多くの意見や感想が寄せられました。

片足をあげ、ほぼ全裸に近い状態にしか見えない女性が映ったものが、書籍コーナーの一番目のつく所に置いてあった。
パチンコ関係の雑誌が非常に多く、それらに半裸体や言葉にも性的表現が多くみられた。
エロい本が一番多くてびっくり書棚の上には、子ども向けのおもちゃも並べてあり、棚の下はぬいぐるみも置いてあった。

これらは一部にすぎず、他にも卑猥な言葉とともに女性が表紙に掲載されている雑誌の状況が多く報告されています。

このような状態を実際に目にした調査実施者の気もちや感想の一部は以下の通りです。

いやな気持ちになる。セクハラを考えるときに対価型か環境型で労働環境を考えるので、コンビニ店員に従事する女性(外国人のかたも多い)にも環境型のセクハラと言えると思う。
高校生も多く利用する店なので、店頭での女性を物のように扱っている雑誌の販売は控えて欲しい。隣で雑誌を立ち読みしている人もいるので、考えて欲しいと思います。子ども達を守るためにも、大人が考えていかなければいけないと思います。
若い女性が性的なアピールしている表紙を見て、女性が男性の性的モノとして貶める社会を、暮らしに身近なコンビニが作っていることに怒りが込み上げてきた。また若い女性自身もこれを見て性的な魅力を持たなければならないとか、こんなのが女の子らしいのだと考えてしまうのではないか心配になるし、DV やデート DV、性暴力の被害者を無くす努力が簡単に踏みにじられることに悲しみを覚える。
近くにある小学校の児童たちが多く出入りする店でもあり、ジェンダー平等の感覚は育ちにくいことだろう。
いやな気持ちになる。セクハラを考えるときに対価型か環境型で労働環境を考えるので、コンビニ店員に従事する女性(外国人のかたも多い)にも環境型のセクハラと言えると思う。
高校生も多く利用する店なので、店頭での女性を物のように扱っている雑誌の販売は控えて欲しい。隣で雑誌を立ち読みしている人もいるので、考えて欲しいと思います。子ども達を守るためにも、大人が考えていかなければいけないと思います。

 また、対象雑誌が陳列・販売されている状況に対しての気持ちや感情について 99 件の記載がありました。


「いやな気持ち」「不快」「気持ち悪い」「驚いた」「腹立たしい」など、様々な気持ちや感情をいだいた旨の報告がありました。


 一方で対象雑誌が置かれていない店舗では、「ほっとした」「安心」「うれしい」という声が報告されています。


3.コンビニ各社および行政への要望回答について

 コンビニ各社へ要望書を送り、回答のあった2つを紹介しました。

いづれも”「有害図書」の取り扱いは中止している”といった内容でした。


 さらに、自治体への要望とそれに対する回答内容について一部発表しました。


 ある市では、「セクハラにあたる」「子どもたちに悪影響がある」「市として取り組みが必要である」という一方で「コンプライアンス違反にあたらない」という回答でした。


 ある県では「子どもに悪影響を与える恐れのある有害図書が店頭に並んでいるケースも見受けられる」「課題もある」との回答でした。


しかし、いづれも具体的に指導や勧告などを行っているわけではありません。 


 さらに、実際にある県や市に改善を求めたに際には、県は「有害図書に該当する」とし、「立入調査・パトロール権限は市町村に権限移譲している」「市町村からの報告がなければ県は対応しない」とし、市は「有害図書は存在しない」という回答で、以前として陳列されている状態が続いていることを発表しました。


 よって、雑誌等の陳列・販売については問題に感じる自治体がありながらも、何もできない状況があることがわかりました。 自治体における有害図書規定などの基準があまりにも甘いという点や、子どもや社会に悪影響を及ぼす可能性が明らかであるにもかかわらず、その危険性を軽視し、十分な対策が講じられていないという実態が明らかになったのです。


4.外国人から見た日本のコンビニエンスストア  インタビュー報告

 日本のコンビニで性的な雑誌が売られている現状を、外国から来た人がどのように思っているのか、また海外の状況を知るために行いました。2025年10月6日~12月6日の期間、直接インタビュ―又は調査項目に記入、あるいはGoogleフォームで提出してもらう形式で行いました。仕事で来日している方、技能実習生の方、ALTの方など30名に実施しました。

 以下寄せられた意見を抜粋したものです。



 また、その他の調査項目から、海外では誰もが買い物できるようなお店には、性的な表現のある雑誌は陳列・販売されていないことが伺えました。


  これらの結果から、日本のコンビニで、性的な表現のある雑誌が当たり前のように陳列・販売されている状況は、海外から見てもおかしなことであり、日本社会全体で変えていかなければいけない問題だとわかりました。


5.私たちが考える「準有害図書」について     

 年齢や性別などを問わず、誰もが、様々な目的で、気軽に立ち寄ることのできるコンビニエンスストアは、公共性が高い空間であるとわたしたちは認識しています。


 わたしたちは、そのコンビニエンスストアに於いて、自治体等の条例で規制する、有害図書には該当しないものの、

例えば、表紙

「女性が水着姿・下着姿で描かれている」

「女性の胸を強調した表現」

「女性が性的な表情・姿で掲載されている」

「性行為などを表現する文字が記載されている」

等が見受かられる、女性の性を商品化した雑誌類を、準有害図書と考えています。


 これらを陳列しない、販売しないことを求めています。


6.署名呼びかけ

 ここまでご説明してきましたとおり、日常生活の中で女性の身体を性的に商品化した表現を陳列することは、女性に対して不快感や居心地の悪さを与えています。それだけでなく男性もまた、雑誌を購入する消費者と期待されているのだと思うと、不快感や居心地の悪さを覚えます。

 

 日常生活の中で不意打ち的に、性的表現を目に触れさせられる環境を許容し常態化させてきたことは、女性の身体を性的な対象として見ても構わないという誤ったメッセージを発し続けており、女性に対する社会の姿勢そのものが問われていると考えます。

 

 8月13日に署名活動をスタートし、6,000筆をこえる署名をいただいています。しかし私たちは少なくとも10,000筆以上を目指しています。この署名は、こども家庭庁、内閣府、コンビニエンスストア関係のフランチャイズ協会等へ届けます。

 

 ジェンダー平等の社会を実現するための身近な一歩として、一人でも多くの方にご賛同いただきたいです。本日お集まりのメディア関係者の皆様には、ぜひこの活動をご理解いただき、記事として報道していただきますようよろしくお願いいたします。



 

 
 
 

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